
今回は、親子の心のやりとりにほっこりする絵本『きょうはなんのひ?』をご紹介します。
お手紙や宝探しが好きなお子さまは、絶対ハマると思いますよ!

📚 絵本の基本情報
作: 瀬田 貞二
絵: 林 明子
出版社: 福音館書店
発売日: 1979/8/10
ISBN-10: 4834007529
ISBN-13: 978-4834007527
🎁 どんなお話?
朝、学校へ向かうまみこが、お母さんに「きょうはなんのひだか、しってるの?……しらなきゃかいだん三だんめ」と一言のこして出かけます。
お母さんが階段を見に行くと、そこには赤いひもで結ばれた手紙が……。その手紙には「ケーキのはこをごらんなさい」と書かれており、箱の中にはまた別の手紙が。
次々と出てくる手紙をたどっていくお母さん。
その先にあった「最後の場所」に、お母さんはとてもあたたかい気持ちになる“あるもの”を見つけるのです。
💭 読んでみた感想
まみこの仕掛けは、ユーモアたっぷりでありながら、まっすぐな愛情にあふれていて、思わず笑顔になります。
子どもとの毎日がどれほど温かくて、かけがえのない時間なのかを改めて感じさせてくれる絵本でした。
女の子って、手紙やサプライズが大好きですよね。
うちの娘も家中にメモを隠して、「ママー!探してみて!」と、よく宝探しをさせられました。
みんな一時はハマるのかな笑?
昭和生まれの絵本なので文章や言い回しが今とは少し違うかな?と思うところもありますが、やさしく丁寧な言葉づかいがぎゅっと詰まっていて、今の子どもたちの心にもまっすぐ届く、世代を超えて読み継がれる一冊だと思います。
💡 この絵本がおすすめな子ども
- お手紙や“しかけ”が好きな子
- 家族にサプライズをしたい気持ちがある子
- 親子の関係がテーマの絵本を読みたい方
- 気持ちを「言葉」で伝えることを楽しみたい子
結婚記念日のお話なので、記念日や誕生日、母の日・父の日など、家族を想う気持ちを伝えたいときにもぴったりです。
🎒 読み聞かせのタイミングにも◎
お話の展開がワクワクするので、飽きずに最後まで楽しめる一冊です。
読み聞かせをしながら、「次はどこに手紙があったのかな?」と一緒に探すように読むと、物語の世界にぐっと引き込まれますよ。