
作: 香山 美子
出版社: ひさかたチャイルド
発売日: 1981/10/31
ISBN-13: 978-4893252500
うさぎさんが、野原の木の下に、「どうぞのいす」と書いた立て札と一緒に、いすを置きます。
はじめにやってきたロバさんは、いすの上にドングリがいっぱい入ったカゴを置いて、ちょっとお昼寝。
そこへクマさん、キツネさん、リスさんと動物たちが次々とやってきて、カゴの中のものを全部食べてしまいます。しかし、そのたびに「でも からっぽに してしまっては あとの ひとに おきのどく。」と言って、持っていたものをカゴに入れていきます。
うさぎさんのいすをめぐって繰り広げられる取りかえっこが、もう優しさのリレーです。
「あとの ひとに おきのどく」というリズミカルなくり返しもかわいいです。
「どうぞ」の気持ちと、やさしさが伝わってくるロングセラー絵本。
ちなみに、娘は「おきのどく」という言葉をこの本で覚えて、事あるごとに連発していました。
4歳くらいだったかな~上品な言葉づかいが親ながら可愛かったです(´艸`*)フフ