
赤ちゃんが生まれて、お姉ちゃんになったなっちゃん。
うれしい気持ちの一方で、今までママにしてもらっていたことを「ちょっとだけ」自分で頑張る姿が描かれた絵本です。
長女に読み聞かせたとき、最後のページで思わず涙ぐんでしまいました。
📚 『ちょっとだけ』の基本情報
作:瀧村 有子
絵:鈴木 永子
出版社:福音館書店
発売日:2007/11
ISBN-13:978-4834022995
👧 『ちょっとだけ』はどんな絵本?
赤ちゃんが生まれて、お姉ちゃんになったなっちゃん。
赤ちゃんのお世話で忙しいお母さんを見ながら、なっちゃんは今までしてもらっていたことを、少しずつ自分でやってみようとします。
全部ひとりでできるわけではないけれど、「ちょっとだけ」頑張ってみる。
そんな小さな頑張りを重ねながら、お姉ちゃんになった子どもの気持ちが丁寧に描かれていきます。
赤ちゃんが生まれた喜びだけではなく、その陰にある寂しさや我慢、ママに甘えたい気持ちにもそっと寄り添ってくれるお話です。
✨ お姉ちゃんの「ちょっとだけ」に胸がぎゅっとなる
『ちょっとだけ』を読んでいると、なっちゃんの頑張りがいじらしくて、胸がぎゅっとなります。
赤ちゃんが来て、お姉ちゃんになれたことはきっと嬉しい。
でも同時に、今まで自分だけに向いていたママの時間や手が、赤ちゃんにも向くようになります。
「寂しい」「もっと甘えたい」と思っていても、小さな子どもはその気持ちをうまく言葉にできないことがあります。
じっと我慢する子もいれば、いつもより怒ったり、甘えたりする子もいるかもしれません。
『ちょっとだけ』は、そんなお姉ちゃん・お兄ちゃんになった子どもの言葉にならない気持ちを、そっと代弁してくれるような絵本だと思います。
💭 『ちょっとだけ』を娘に読み聞かせた感想
この本を読んだのは、次女が1歳になるかならないかくらいのころ。
4歳だった長女に読み聞かせました。
最後のページまで読んだとき、私は思わず涙ぐんでしまいました。
なっちゃんの気持ちとお母さんの気持ち、どちらも分かるような気がして、胸がいっぱいになったんです。
うちの長女も、文句を言わず、いろいろなことを自分でしてくれる子でした。
自分でお茶を入れたり、着替えたり、妹のお世話をしてくれたり。
きっと本人なりに、「自分でやったらママが助かる」と思ってくれていたんじゃないかなと思います。
下の子が生まれたら、上の子も寂しい思いをすることがある。それは頭では分かっていました。
でも実際に赤ちゃんのお世話が始まると、どうしても手が離せなかったり、上の子を十分にかまってあげられなかったり。
分かっていても、なかなか思うようにはできないんですよね。
娘も何も言わなかったけれど、きっと寂しさや、頑張っているストレスもあったと思います。
この絵本を一緒に読んだことで、絵本の中のなっちゃんの気持ちを通して、「ママもあなたの気持ちを分かってるよ」と少しでも伝わっていたら嬉しいなと思います。
💡 『ちょっとだけ』がおすすめな子ども・家庭
- 赤ちゃんが生まれて、お姉ちゃん・お兄ちゃんになった子
- これからきょうだいが増える予定の子
- つい何でも自分で頑張ってしまう子
- 甘えたい気持ちをうまく言葉にできない子
- 上の子との関わり方に悩んでいるパパ・ママ
この絵本は、子どものためだけではなく、パパやママにもぜひ読んでほしい一冊です。
子どもがどこまで物語の意味を理解しているかは分からなくても、大人のほうがハッと気づかされることもあると思います。
🤗 読み終わったら、とびきりのビッグハグを
『ちょっとだけ』を読み終えたあと、きっとぎゅっと抱きしめてあげたくなると思います🫶
特別な言葉をかけなくてもいいと思います。
最後まで読み終えたら、とびきりのビッグハグ。
それを、この本を読むときのお決まりにしてしまうのも素敵ですよね😊
「お姉ちゃんだから」「お兄ちゃんだから」と頑張っている子にも、本当はまだまだ甘えたい時間があります。
「頑張っていること、ちゃんと分かってるよ」「あなたのことも大好きだよ」。
そんな気持ちを、言葉だけではなく抱きしめることで伝えられたらいいですね✨
『ちょっとだけ』は、子どもの気持ちに寄り添うだけでなく、親にとっても大切なことを思い出させてくれる絵本だと思います。

