『おおい すくない どっち どっち?』絵本レビュー|数の感覚を育てる直感あそび絵本

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NANAKO
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今回は、直感で「おおい」「すくない」を感じる力を育てる絵本『おおい すくない どっち どっち?』をご紹介します。
数字を覚える前の子にもぴったりな、“見るだけで分かる”数の感覚って、ご存じですか?

おおい すくない どっち どっち? (PHPなないろえほん) [ 鹿子木 康弘 ]

📚 絵本の基本情報

作: 鹿子木 康弘
絵: LaZOO
出版社:  PHP研究所
発売日: 2025/6/12
ISBN-10: 4569882218
ISBN-13: 978-4569882215

🔢 どんなお話?

この絵本は、左右のページを見くらべて「どっちが おおい?」「どっちが すくない?」と考える、シンプルで楽しい“数あそび”の絵本です。
まんまるの顔やカラフルな動物たちが登場し、数をかぞえなくても“なんとなく”で答えを導き出せるようなつくりになっています。

これ、実は「サビタイジング」と呼ばれる**直感的な数の理解**を育てる知育法なんです。
作者の鹿子木康弘さんは、乳幼児の認知発達を研究している専門家で、「数をかぞえる前の力」をテーマにこの絵本を作ったそうです。

💭 読んでみた感想

お子さんに読み聞かせてみると、「おおい!」「すくなーい!」とニコニコしながら答えてくれそうですよね!親子のコミュニケーションにぴったりな絵本だと感じました。
数字を覚えていなくても“パッと見てわかる”感覚を刺激するので、楽しみながら自然に「数の世界」に触れられます。

イラストはLaZOOさんらしくポップでかわいく、見ているだけで楽しい!
繰り返しの構成になっているので、子どももすぐにルールを理解でき、自分で読みたがるようになると思います。

「勉強っぽさ」がまったくないので、数が苦手な子にも◎。
まだ数字が読めない子にも、数に興味を持ち始めた子にも、どちらにもおすすめできる内容です。

💡 この絵本がおすすめな子ども

  • 数字や数に興味を持ち始めた子
  • 目で見て「多い・少ない」がわかることが好きな子
  • 直感的な理解を楽しめる年齢(2歳〜)
  • 遊びながら学ぶことが好きな子
  • 親子で絵を見ながら会話したいご家庭

絵本の中では「正解はどっち?」と問いかけながらも、あくまで楽しさが中心。
間違えても笑える雰囲気なので、数へのハードルがぐっと下がります。

🎒 読み聞かせのタイミングにも◎

2~3歳の数あそび入門にぴったりの一冊。
寝る前の読み聞かせや、日中のちょっとした親子時間にも最適です。
「かずってたのしいね」と感じてもらえる、やさしい導入絵本として、ぜひ本棚に加えてほしい1冊です。